まずは「利息の引き直し計算」が行われる

長年キャッシングやカードローンを利用していた方の多くは、消費者金融から借入していたはずです。

昔は即日で融資してくれる金融機関と言えば消費者金融しかありませんでした。

審査の通過率が高いという理由もあり、消費者金融から借りていた人が多いわけですが、グレーゾーン金利での融資が行われていました。

これは利息制限法を超える金利のことで、例えば100万円以上の借入においては実質年率15.0%までしか認められていません。

25.0%で借りていた方は10.0%も高金利で借りていたわけですが、当時は違法にはなりませんでした。出資法の上限である29.2%を超えなければ合法だったのです。

 

現在はグレーゾーン金利が違法になったことで、当時にグレーゾーンで借入していた金利分を回収することが可能になりました。

これが過払い金請求と呼ばれる手続きで、利息の引き直し計算が行われるのです。

例えば100万円を25.0%で借りていた方なら、15.0%で借りていたと想定して利息計算をします。

そして払いすぎていた利息を過払い金として回収できるわけです。

債務整理の中で最も選ばれているのは任意整理であり、任意整理をした結果として過払い金が戻ってくるケースは少なくありません。

 

 

今まで払った利息(経過利息)は払い過ぎていた分は戻るあとは交渉しだい

今までに支払ってきたグレーゾーン金利分の利息を経過利息と呼んでおり、回収する権利があります。

利息を払いすぎるという状況は、言い換えればお金を払いすぎているわけです。

例えば1万円の商品を購入するときに、店側が間違って2万円を請求してきて、あとからそれが発覚したので1万円分を返して欲しいというのと同じことです。

過払い金は借金ではなく、正真正銘の自分のお金なので堂々と回収してください。

ただし、自分で交渉しても相手にしてもらえないことがほとんどです。

貸金業者としてはすべての返還に応じることで、利益が大幅に減少してしまうからです。

 

そのため払いすぎた利息は、弁護士に依頼して回収するのが基本となります。

もちろん自力交渉で解消できれば最高でしょうが、業者が全額回収に応じることはまずありません。

1割なら今すぐに返還するなど、あの手この手で返還額を減らそうとしてきます。

弁護士に依頼すると報酬が発生しますが、報酬を考慮しても圧倒的に費用対効果は高いです。

もちろん業者に返還能力がなければ全額回収は無理ですが、自力交渉をするよりも多く回収できるでしょう。

何より面倒な交渉はすべて代行してくれるので、依頼するデメリットはありません。

 

 

これから払う利息(将来利息)は基本的に消える

債務整理で利息の引き直し計算をした結果、債務がゼロになる方は少なくありません。

高額を長期間にわたって借入していた方ほど、回収できる金額は大きくなります。

一方ですべての利息を回収しても、借金が残るという方もいます。

こうした方については、将来利息について消費者金融と交渉することになるでしょう。

例えば、現在15.0%で借入している状態で今後の返済が厳しいなら、もっと利息を抑えてもらうように交渉します。

一般的には任意整理をすれば、今後の利息はゼロになるのが普通です。

そして残額を3年間かけて返済していきますが、交渉により5年まで延長してもらえる場合もあります。

任意整理をすれば利息はなくなるのが普通ですが、借入した元金そのものは減りません。

 

個人信用情報への登録については、過払い金回収後の残額の状況によって変わるでしょう。

過払い金請求で債務がゼロになった場合は、ブラックになることはありません。

そもそも借金を減額してもらったわけではなく、回収する権利のある過払い金を取り戻しただけだからです。

これに対して少額でも債務が残ってしまい、一括返済ができない場合はブラックとなります。

残額を一括返済した場合は、ブラックになることはありません。

 

 

結論:債務整理で払い過ぎた利息は戻ってくる、ただ減る額は専門家の腕しだい

債務整理をすることで、払い過ぎた利息を回収できることが多いですが、すべての人に共通するわけではありません。

グレーゾーン金利で借入していたことが条件となるため、銀行ローンを利用していた方は対象外となります。

あくまで消費者金融などのノンバンクから借入していた方に限定されるのです。

債務整理で利息の引き直し計算が行われると、平均して100万円以上の回収ができると言われています。

弁護士の技量にもよりますが、100万円~150万円が平均額になると考えていいでしょう。

腕のよい弁護士は過払い金を全額回収してくれる確率が高いですが、債務整理の経験が少ない弁護士だと50%などで妥協してしまう可能性もあります。

 

弁護士の交渉力によって減る額は異なってくるので、債務整理・過払い金請求の実績が豊富にある弁護士に依頼をしてください。

個人再生や自己破産の実績が多い弁護士は、貸金業者との交渉力に長けていると考えてよいでしょう。

貸金業者側も金融のプロですから、その上をいく専門家に交渉してもらわないと不利になるのです。

また弁護士に依頼をすることで、取立てを即座に止められるメリットもありますから、自力交渉をするよりも圧倒的にメリットは大きいです。

 

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